繰上償還（くりあげしょうかん）
繰上償還は通常の場合には、投資信託の信託約款の中で信託期限の有無に関わらず途中で償還できる旨が規定されています。信託期間中にその投資信託の規模が減少した場合には、当初の運用が困難になることもありえる為となります。このような場合を繰上償還と呼びます。繰上償還は受益者と協議の上、金融庁長官の承認を必要としており、多くの投資信託では繰上償還となる場合について「残存口数が10億口を下回った場合」というような残高を基準として設けており、信託約款の中で規定されています。償還リスクを恐れる為、総資産額が少ないファンドの場合にはこの償還リスクが高まる事になります。
