運用期間

運用期間

投資信託が運用される期間の事を「信託期間」と言います。信託期間は投資信託の運用が開始されてから終了されるまでの期間となります。信託期間は2年~3年の短期のものから無期限で信託するものもあり、ファンドにより信託期間は異なります。ほとんどのファンドに共通している点としては、いつでも解約できる点にあり、投資家は自分の投資目的に合わせて解約時期を自由に決める事が出来ます。

追加型
信託期間:無期限または長期(10年以上)のもの
信託期間が長い為、投資信託の設定後には、いつでも解約できるのが特徴となります。投資家は自分の都合に合わせて投資信託の設定や解約を自由に決める事が出来ます。
単位型
信託期間:有期限
決められた募集期間中に集まった資金のみで投資信託を設定し、募集締め切り後は資産の追加ができないのが単位型の特徴になります。安定した運用を行うため信託期間中は解約できない一定期間(これをクローズド期間と呼びます)を設けているのも単位型の特徴となります。
繰り上げ償還
繰上げ償還とは、当初設定されていた償還日より前に繰り上げて償還される事を言いますが、あまり一般的には行われる事はありません。繰上げ償還を行うには、予め決められている条件を満たす場合のみとなり、典型的なケースとして言えるのが、ファンドの資産総額の減少などです。その場合には、投資信託を保有している投資家に繰り上げ償還についての賛否が問われる事となり、異議申立て期間中に過半数を超えるの反対がなければ繰上げ償還される事になります。投資信託を選ぶ際の基準として、資産総額の小さいファンドは避けた方が良いとされていますが、これは資産規模が小さい事で効率的な分散投資が行なえないという理由に加えて、繰り上げ償還リスクが発生しやすくなる為となります。
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